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ほの国百貨店の閉店後はどうなる?跡地の再開発は進んでる?

こんにちは、Tomoです(^^)

今日も「Tomo’s Walking Discovery」にお越しいただき、誠にありがとうございます(^^)

東海道線の豊橋駅から駅前大通りを歩いて約3分、ほの国百貨店は2020年3月15日に閉店します。

愛知県の東三河地方唯一の百貨店だった、豊橋市の「ほの国百貨店」。

西三河地方も合わせても、松坂屋豊田店(旧・豊田そごう)も2021年9月に閉店することになり、百貨店は全滅してしまいます。

 
僕は、高級ブランド品や食材をを買いたいときや、美味しい食事をするとき、毎年、親戚にお歳暮を出すときなど伊勢丹を利用していました。

僕のような一般庶民は、なかなか頻繁には行くことがないのが百貨店なのではないでしょうか。

ですが、いざ、ほの国百貨店がなくなってしまうと、簡単にお歳暮の品を探しに行くことも出来なくなってしまいますし、とても不便です。

 
ほの国百貨店は、昔のレトロな昭和ながらの百貨店で、あの雰囲気はもう味わえない、ある意味貴重な百貨店でした(^^)

豊橋の最高の立地にあった、ほの国百貨店、地元民にとっては閉店するとなると、寂しいですね。

ほの国百貨店は閉店後どうなってしまうのでしょうか?

ほの国百貨店閉店の背景は?

ほの国百貨店の閉店後はどうなる?跡地の再開発は進んでる?
引用元:MIZUHO

 

豊橋商工会議所で記者会見したほの国百貨店社長林恭吾氏は、2019年11月15日、経営不振のため2020年3月中旬に豊橋市内で運営する同名の百貨店を閉店すると発表しました。

ほの国百貨店は、1974年に丸栄のグループ会社として開店した前身の「豊橋丸栄」から数えると45年の歴史があります。

当時は、豊橋西武と競い合う形で、売上高は1992年2月期に160億円を記録しましたが、その後不振が続き、2010年に東京の投資ファンドへ全株式が売却されました。

2012年に従業員が出資する新会社として今の「ほの国百貨店」に改め再出発。

負債を切り離したうえで地元密着を掲げ、経営再建を進めてきましたが、しかし売り上げは伸び悩み、17年2月期以降、3年連続で最終損益が赤字となっていました。

こうした状況から閉店を決断に至ったものと思われます。

東京商工リサーチによると、負債総額はおよそ16億9000万円にも及んでいるようです。

 
 

このように、閉店する原因は、大きな損失が原因で、「ほの国百貨店」は閉店に追い込まれたということになりますね。

 
林社長は、バブル経済の崩壊、リーマン・ショック、ネットショッピングを主な要因に挙げていますが、

まさに、売上160億円を記録したのはバブル崩壊直前の1992年ですね。

 
そうはいうものの、やはり集客するには、時代の流れに合わせたリニューアルを繰り返すことも必要だったとおもいますね。

ほの国百貨店のレトロな雰囲気もいいんですけど・・・

 
そして、ここ最近は、ガラリと商業形態が変わってきました。

というのも、いわゆる「カテゴリーキラー」と呼ばれる小売店が登場し始めたことによって、そごうのような百貨店は衰退してきました。

紳士服だと「洋服の青山」や「Aoki」、軽衣服なら「ユニクロ」や「しまむら」といったこれらのお店は、単に価格の安いだけでなく「この品質でこの価格ならいいか」といった適度な価格と品質のバランスで勝負するカテゴリーキラーが一般人のニーズに合ってきたためだと思いますね。

また、電器店でいうと、「ヤマダ電機」や「ビックカメラ」「ヨドバシカメラ」、スポーツ用品は「スポーツオーソリティ」や「スーパースポーツ」などいった小売店の登場で、これらの商品は百貨店では太刀打ちできない形となりました。

 

ただし、百貨店でしか手に入れられないような、高級食材や高級ブラント商品などがありますので、百貨店の価値もあります。

これからの時代、百貨店は大都市でしか営業できないとは思っていましたが、「ほの国百貨店」もこの時代の渦に巻き込まれてしまったようです。

 
また、2017年に自社で実施した耐震診断で震度6強以上の地震で建物が倒壊する可能性が判明し、

改修のための資金が、経営難のため資金調達ができなかったことも、閉店に追い込まれた大きな要因の1つだと思います。

ほの国百貨店は閉店後どうなるの?

さて、2020年3月に閉店するほの国百貨店は、閉店後、一体どのようになるのでしょうか?

実のところ、まだ何も決まっていませんが、再開発の方向で、関係者の間で協議が進められている段階です。

林社長は、今後の事業形態、会社に関し「機会があれば、一つの商材に特化した事業にするということもあるが、どういう形になるかは今後の協議による」との考えを示しています。

 
現在、豊橋駅前の大通りは再開発が進められていますので、ほの国百貨店も一緒になって、豊橋全体の活性化を考えて再開発を進めて欲しいですね。

ほの国百貨店は、豊橋駅前の大通りにある最高の立地場所なので、また、メインとなる商業施設が入ることになると思いますが、ここをどう再開発するかで豊橋の運命が分かれるといっても過言ではないと思います。

行政は、今まで長年にわたり進めてきた再開発を見つめ直し、「豊橋の真の活性化」に向けて、市民のために真剣に取り組んで頂きたいと思います。

 
※2020年3月15日更新

3月15日、ほの国百貨店が本当に閉店してしまいました。その瞬間は本当にむなしいものですね…

ですが、新型コロナウイルスの影響もあるのでしょうか、跡地活用方法についてはまだ未定の状況のようです。

「新しい生活様式」という声も全世界であがっている状況ですが、新型コロナウイルス収束後、世界が何を求めていて、豊橋で何が必要なのかを改めて考え直す必要があるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

豊橋からが百貨店から消えてしまうのは、とても悲しいのですが、それに成り代わる何かもっとすごい商業施設に生まれ変わる可能性が高いと思いませんか?

豊橋駅の駅前大通りにある最高の場所ですので、あのような大きな土地を無駄にするようなことはないと思います。

このほの国百貨店閉店を機に、豊橋の風土にあった、新しい商業施設が生まれることを楽しみにしたいと思います(^^)

それでは、最後まで読んでいただき、まことにありがとうございました!