こんにちは、Tomoです(^^)
今日も「Tomo’s Walking Discovery」にお越しいただき、誠にありがとうございます!
「ポルカ」ことポルカドットスティングレイというスーパーロックバンド!
2015年に本格的に活動して、早くも2019年に武道館ライブを実現し、チケットは5分で完売。
ポルカといえば、この曲を聴かないと始まらないといわれる「テレキャスター・ストライプ」。
このPVの再生回数は半年で100万回を突破し、今はなんと1700万回を突破!
一度聴いた方も、何度も聴きたくなる名曲ですよね!
このPV、実はメジャーデビューする前のインディーズ時代に自分たちだけで作り上げてYouTubeにあげたものだというから驚きです!
デビューしてからまたたく間に、ここまで人気になったのはどうしてなのか?
ポルカの作詞・作曲・PV撮影・ジャケットまであらゆるものを手掛け、プロデュースしている天才・雫さんの、緻密な戦略について、さぐってみました。
目次
ゲーム制作者・雫が考えた、バンド人気のコンセプトは?
雫さんは、元々はゲーム制作会社に勤めていて、ここでの経験が、今のポルカの活動にも生かされていると語っています。
彼女は、ゲームの世界でも大活躍していて、サンリオの人気キャラ『ぐでたま』が登場するぷにぷに放置ゲーム「さわって!ぐでたま」の制作のディレクターをしていたんです。
「ゲームの才能はあるって思ってたんですよ。上司からもこの業界です大物になるねって言ってもらってたし」
とインタビューで話していて、クリエイト技術には絶対の自信を持っていたんですね。
彼女は、ゲームクリエイターとして最初の頃は「自分の作りたい作品」を作っていたのですが、
売れ行きなどの数値を見ているうちに、自分のて作りたいものを作るのだはなく、お客さんかが欲しいものを提供し続けないと。
これは仕事なのだから。ということに気付いたそうです。
そこで、売れるためには「リサーチ」というものが、どれだけ重要なのかということを学びました。
そこで、このゲーム作りの考えを、音楽に当てはめています。
・リスナーはどのような曲が聞きたいと思っているかをとことんリサーチ!
・曲を世に出した後も、リスナーの声を入念にリサーチして、次のバージョンアップに反映する!
これを繰り返して、徹底しているんですね。
曲に自分の内から内から溢れ想いや、自分の体験を曲に乗せるようなことは一切しない、
ツイッターをめちゃくちゃみて、性別、年齢、恋人の有無、最近何に苛立ちを感じてるのか何時にこの客をら聴いてるのかを入念調べて、みんなが欲しいものを曲にしているだけ
とも言い切っている雫さん。
皆さんの求めているいい商品を作るという意味で、とてもいい考え方という面もありますけど、
これを音楽のような芸術に当てはめると、自己主張というかメッセージものがないのが、ちょっと寂しい感じもしますね…
それから、さらに、ただ、ユーザが求めるものを作るだけでなく、
リスナーからどうすれば「ウケるのか?」「注目されるか?」ということについても、たくさんの工夫をしています。
これから、その様々な工夫のうちのいくつかを話していきますね(^^)
注目を浴びる工夫1 一流の実力あるメンバーを揃える
ポルカのメンバーは、バンドやりたいという軽い気持ちで、「帰国したら遊びでバンドやっちゃおうかな」ってTwitterつぶやいたら、適当にメンバが集まってきたと話していますが…
おそらく、けっこうな応募数があって、厳正なオーディションが行われて、最初から実力と話題性のあるメンバーを集めたのだと思います。
雫さんの以外のメンバーは、みんな楽器メーカーと「エンドースメント契約」を結んでるんですよね。
エンドースメント契約をメーカーと結ぶと、楽器を無料で提供してもらう代わりにそのメーカー以外は使わない契約です。
これはすなわち、楽器メーカーから宣伝価値があると認められている=実力が認められているということです。
もうこの肩書だけで、一流のバンドって感じで、注目が集まりますし、聴くと人が聞けば、「あのバンドのテクニックはすごい!」という口コミが広がっていきますよね。
最初から全員がエンドースメント契約を結んでいたわけではないのですけど、
最後のミツヤスカズマさんも、2018年3月になんと世界的ドラムメーカーTAMAとエンドースメント契約を結びました!
最初から一流プレイヤーを集めたことは、世間に分かりやすいアピールだったと思います(^^)
注目を浴びる工夫2 メンバーにスターを作る
ポルカには2人、スターがいます。
まず、1人目のスターは雫さんご自身。
雫さんは、ゲームクリエイターだけあって、アルバムのジャケットを手掛けるだけでなく、作詞、作曲、MV制作もほとんど雫さんが行っているんです。
それだけでもう話題の人になりますよね!
あと、雫さんは、もともとビジュアルがよくて、歌も上手いんですけど、それをさらに良く魅せる技術に長けています。
雫さんのたくさんの画像や動画をみると、自分がどう映れば輝くのか、光の当て方や角度など、自分の魅せ方がとてもうまいですよね。
歌の方も、憧れの椎名林檎さんの歌い方、ギターを持つカッコよさを存分に取り入れて、椎名林檎さんとは違った雫ワールドを見事に創り上げていると思います。
曲作りについては、雫さんが作ったメロディーに、ハルシ君がコードを付けて、最終調整をしてもらっているようです。
次に、2人目のスターはリードギターのエジマハルシくん。
ポルカはキャッチコピーを掲げていて、
「福岡出身、何かを企む超常ハイカラギターロックバンド」
このキャッチコピーがとてもよく考えられていると思います。
まず「福岡出身」というフレーズから、地元福岡の心をつかみ、「出身」ということで全国に進出するいきおいを感じます。
実際には、雫さんとギターのエジマハルシくんは福岡出身なのですが、
ドラムのミツヤスカズマくんが佐賀出身、ベースのウエムラユウキが鹿児島出身なので、福岡じゃないんですけど、
九州出身者をキープしています。
九州全体まで手を広げないと、このような豪華なメンバーがそろわなかったということなんでしょうね(^^)
ギターロックバンドということについての、雫さんのコメント。
ギターソロは意図的に多く入れていて。「ギターソロが多い若手バンド」っていう空いたポストに入ろうかなって(笑)。だからTwitterでメンバーを集めてオーディションをした時に、ハルシが来てくれてカッコいいギターソロを弾いてくれたから「よろしく」って誘ったんです。
確かに、最近の若手バンドで、スーパーギターリストはあまり聞かないですし、
スーパーギターリストをいれて、ギターを目立せることで、バンドの目玉として売ることを狙ったんですね。
確かに、音楽に詳しくない一般の人が音楽を聴くとき、楽器で1番分かりやすいのは、ベースでもドラムでもなく、ギターですよね。
だから、雫さんは一般大衆にウケるためにギターに力を入れて、ハルシくんを入れたんです!
ハルシくんのカッティングは素人が聞いてもすごいのが分かりますし、ギターを知る人からも「どこからこんなリフ出てくるの?」ってフレーズばかりで、「初心者殺し」といわれるほどのテクニックの持ち主。
 
日本が誇る伝説のギターリストCharさんも、エジマハルシさんのギターを聴いて、
「ハルシくんは珍しいよね。若いのにあれだけ弾けるんだから。」
「あれだけギターを弾けるギタリストが、若いバンドにいるってことが嬉しいよね。」
と話すのだから、ハルシくんの実力は折り紙付き!
エジマハルシくんは、ポルカを作り上げる雫さんにとって、まさにうってつけの宝を掘り当てたってことだと思いますね。
注目を浴びる工夫3 パンチのある言葉選び
こちら、アルバム「全知全能」についての雫さんのコメント。
パンチのある言葉選手権みたいなのをスマホに書き留めているんですけど、その中からパンチのあるやつをタイトルにつけたんです。でも、結果的に14曲を見てみると「全知全能」ですね、って後付けできる感じになりました!
有頂天、バケノカワ、阿吽、オトシマエ、ICHIDAIJI、極楽灯、話半分、心ここに在らず、などなど…
確かに、ポルカの曲は面白いネーミングが多いですよね。
バンド名の「ポルカドットスティングレイ」もインパクトある響きですが、魚のエイの種類だそうで、
雫さんが学生のときにバイト先の友達から「ポルカドットスティングレイっていうエイがいるらしくて、
名前にパンチ効いてるよね」と言われ、
「どこかで使うかもしれない」と携帯電話のメモ帳にメモしていた単語だったそうです。
学生の頃から常にアンテナを張っているから、パンチがあって思わず目を止めてしますような言葉をピックアップすることが出来るんでしょうね(^^)
注目を浴びる工夫4 ライブと音源のギャップ!
ポルカがターゲットにしてるのは、10代、20代。
そしてその10代、20代はそんなに値段の高くないイヤホンで聴くというという想定で、
ミックスチェックも低音が出ないイヤホンを使っているみたいなんです。
なので、あまりいいイヤホンでないと聞こえないような厚みとか低い音などは抜きに、聞こえのよい音を作ってるってことなのでしょう。
それで、お客さんが、普段イヤホンで聞いているイメージのまま、ライブに行って、クオリティーの高い音を聞いてビックリするという、
いい意味でのギャップ効果も狙っているんだとか!
まとめ
いかがでしたか?
ポルカドットスティングレイがなぜここまで人気があるのかが分かって頂けたのかと思います。
いろいろ書いたのですが、簡単にいうと、
実力のあるメンバーを集めて、安定した地盤したことで、いろんなアレンジが出来て、他の若手との違いを見せつけて、
あとは、ターゲートを10代、20代の一般人にウケるために徹底リサーチして、あらゆる角度から工夫を凝らしたしているということだと思います。
簡単に書くと、「なんだ、そんなことか!」なんて思うかもしれませんが、これが出来るのも、センスがある雫さんだからこそ!
メジャーになってからの1stアルバム「全治全能」から2ndアルバム「有頂天」で明らかに幅広い進化を広げている、ポルカドットスティングレイ。
そろそろ、リサーチ関係なしの、雫さん本人の内からあふれ出る曲を書いてもいいころなのではないかなと思います(^^)
それでは、最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
おまけ
ポルカドットスティングレイをさらり聴きたい方はこちらをどうぞ!