こんにちは、Tomoです(^^)
今日も「Tomo’s Walking Discovery」にお越しいただき、誠にありがとうございます!
報道番組でコメンテーター、バラエティ番組にも数多く出演し、周りの空気を読まずにストレートな表現で発言で、ブログやインスタでも度々炎上すること知られる、古市憲寿さん。
いろいろと世間から反感を買うことも多いのですが、たまに僕たちがいいづらいことをズバッと突いてくれる、本音で嫌みがない発言なので、どこか憎めないんですよね。
本も出版もして芥川賞の候補にもなったり、様々な方面で活躍している古市さんですが、ここでは彼の本業、経歴、学歴について、調べていきたいと思います(^^)
目次
古市憲寿の本業は社会学者か?社会学者になった理由は?
古市憲寿が世間で知られるようになった経緯は?
古市憲寿さんの職業は、社会学者とも作家ともいわれていますが、
まず、古市憲寿さんが、どのような経緯でここまでテレビに出演するような有名人になったのでしょうか?
古市さんが東京大学大学院・総合文化研究科博士課程中の26歳のとき、2001年に版行した初めての著書『希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想』がその年の新書大賞7位となり、世間から注目されるようになります。
この本の概要は、「世界平和」や「夢」をかかげたクルーズ船・ピースボートに乗り込んだ東大の院生による、社会学的調査・分析の報告といった内容で、いわゆる若者の「自分探し」をテーマにした作品で、
古市さんが2010年に自らピースボードに乗った実体験も踏まえての内容となっています。
そして、東京大学大学院教育学研究科教授の社会学者である本田由紀さんがこの本の解説を執筆しており、社会学者からも立派な社会学としての作品であることが分かりますね。
また、同年に出版した『絶望の国の幸福な若者たち』が 第11回新潮ドキュメント賞候補になっていますが、
こちらも、若者は本当に「幸せ」なのかを追及する内容となっていて、社会学の観点からも、とても興味深い内容となっています。
この2つの本の出版をきっかけに、現代の若者の代表として、コメンテーターとしてテレビに出演するようになったんです。
そこからはみなさんもお分かりの通りのキャラクターで、テレビ番組で欠かせないタレント的存在となりました。
古市憲寿の本業は本当に社会学者か?
まずは、古市さんご本人が考えている「本業」についてインタビューで、このように答えています。
――著述活動だけでなくテレビ出演されたりと幅広く活動されていますが、ご自身の中で「これが本業」というものはあるんですか?
古市:どれもそこそこに楽しいので、どれが本業というのはないですし、優劣もありません。嫌なことは一つもしていなくて、やりたいことしかやっていないですね。
引用元:BOOKウォッチ
ご本人は、きっと好きなことをただ楽しくやっているという感覚なのでしょう(^^)
でも、世間的には、先程説明したような背景から、古市憲寿さんの本職は社会学者といわれていますが、
「社会学者としての実績は何もないじゃないか!」ともいわれます。
なぜ、そのようにいわれてしまうのかというと、古市さんは大学教授、准教授といった肩書を持っていないからだと思います。
確かにそのような権威ある肩書を持ったうえで、本や論文を発表することによって、世間で学者として認められるのが、オーソドックスなケースかと思いますが、
古市さんは、先程の述べた社会学の2つの著書が世間に認められ、世間で知られるようになった実績があります。
これは、肩書を持たなくても、古市さんの考えが世間に認められたということで、ある意味、社会学者が書く著書以上に、中身の濃い実績を持っているということではないでしょうか?
他のも、フェミニストとして有名な上野千鶴子氏ともに書いた共著『上野先生、勝手に死なれちゃ困ります! 僕らの介護不安に答えてください』を発表。
そしてなによりも、将来有望な研究者に対して与えられる日本学術振興会育志賞を2013年に受賞しています。
このような実績から、以下の通り、政治にも多く関与しています。
- 2012年:野田内閣の内閣官房国家戦略室「フロンティア分科会」部会委員
- 2013年:安倍内閣の「経済財政動向等についての集中点検会合」委員、内閣官房行政改革推進本部事務局「国・行政のあり方に関する懇談会」メンバー
- 2014年:内閣官房「クールジャパン推進会議」メンバー
- 2014年:朝日新聞信頼回復と再生のための委員会外部委員
- 2015年:伊勢志摩サミットロゴマーク選考会審査委員
- 2016年~:[要出典]、自民党「歴史を学び未来を考える本部」オブザーバー
- 2017年:厚生労働省「多様な選考・採用機会の拡大に向けた検討会委員」
- 2019年:内閣府「パラダイムシフトと日本のシナリオ懇談会」メンバー
引用元:Wikipedia
まさに世間から認められる社会学者の中の社会学者といっても過言なのではないでしょうか?
一方、2018年に初の小説『平成くん、さようなら』を昨年刊行、そして2019年には小説の単行本2作目『百の夜は跳ねて』を発売。
なんと、2作とも惜しくも受賞にはならなかったものの、芥川賞候補になった話題作となっています。
社会学者じゃなくて、作家が本業?とも思ったりするのですが、この辺についての古市さんの考え方はこうです。
――ライフワークのようなものがあったら教えていただきたいです。
古市:子供の頃から図鑑を作るのが好きで、小学生の時に色々な魚類図鑑を買ってもらって、それらをつなぎ合わせたり、文章や絵を加えたりして、自分なりの「サメ図鑑」を作ったことがあります。当時、サメに特化した図鑑はあまりなかったんです。
膨大な資料を手にして、いろいろな人に話を聞いて、そこから一つの作品を作るということでは、評論や社会学の本も小説も、当時の活動の延長線上にあると思っています。その意味では小説もそうでない本も僕にとっては地続きのものなんです。
引用元:BOOKウォッチ
古市憲寿の学歴・社会学者になった理由は?
古市憲寿さんは、慶應義塾大学環境情報学部へAO入試で進学しています。
AO入試って簡単にいうと、学力試験はせずに、高校での成績や小論文、面接などで入学の可否を決める方法なんですけど、
後に本をたくさん書くほど執筆の才能はあったわけだし、きっと当時から独自のビジョンや考え方を持っていて、小論文や面接で評価されたんでしょうね。
慶應に入学した当初は建築やデザインの授業を専攻しましたが、2年の時に、社会学者でありギターリストの小熊英二(当時は助教授)の授業を受けたのをきっかけに社会学への興味を持ち始めました。
小熊英二教授、かっこいいですよね(^^)
古市さんの恩師として、きっと今でも交流があるのでしょうね。
「僕の社会に対する違和感を見事に言語化してくれたという爽快感がありました。常識を半分疑ってかかるような学問、というところにも魅力を感じましたね」
「常識を半分疑ってかかるような学問」、確かにとても興味がありますよね。
常にこのような意識で社会をみているので、テレビ番組であのような常識外れな発言をして、炎上するのかもしれません。
古市憲寿の慶應・ノルウェー留学時代はチャラ男?
古市憲寿さんは、2003年3月に埼玉県立越谷北高等学校・普通科を卒業後、2003年4月に慶應義塾大学・環境情報学部へ入学していますが、
3年生のときにノルウェーのオスロ大学に交換留学をしているんです。
留学した理由は、他の人と同じように就活をしたくなかったからで、ノルウェーを選んだのは、週3日の授業で予習復習もなく時間にゆとりを持てると思ったから。
確かにせっかく海外留学するのだから、ただ学校に通って勉強するだけではもったいないですよね。
実際、ヨーロッパを旅行して見聞を深めながらの充実した留学生活だったようです。
古市さんの大学の卒論が『ノルウェーの育児政策』ということからも、ノルウェーで学んだことが大きかったと思います。
外から日本を眺めることもでき、2014年発行『だから日本はズレている』、2015年発行『保育園義務教育化』の執筆にもつながったのではないかと思います。
こちらが、そのノルウェーに留学していた頃の古市さん。
茶髪でずいぶんチャラい感じもしますが、ノルウェーで心がオープンになって、ちょっとはハメを外したのだと思います。
この頃から、一般企業に入るつもりはなかったようなのですが、大学の友人が起業したベンチャー企業に漠然と就職しようと思っていたそうです。
ですが、古市さんが慶應で所属していた「長谷川ゼミ」の恩師、環境情報学部准教授の長谷川葉子さんに、古市くん、東大の大学院に行った方がいいんじゃない?」とすすめられたからだそうです。
東大の大学院に准教授から薦められるなんて、やはり輝いているところがあったんでしょう。
結局、古市さんはその通り、慶應を卒業後、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学コース修士課程に入学し、社会学にどっぷり浸かっていくわけです。
まとめ
いかがでしたか?
古市憲寿さんは社会学者、作家などいろいろなことをしていますが、本人は特に「これが本業」と決めつけていないようです。
別にちゃんとした就職口に入らなくても、古市さんのように本を出して有名になれば、いろいろなお仕事ができるってことですね。
あと、古市さんの学生時代のチャラ男っぽい茶髪の画像をみつけたので、「学生時代はチャラチャラしていたのかな…?」と思ったのですが、
ノルウェー留学時代の画像ということで、ノルウェーにいけば、茶髪なんて普通にいるわけだし、チャラ男だったということではなかったようです。
古市さんの著書をいろいろ調べていると、現代の若者という目線から、様々な社会に対して訴えかける本を書いていて、ただの偏見かと思っていたのですが、慶應大学や東大の大学院で、みっちりと有名な先生のもと学業に励み、その先生方にも認められているというところを知りました。
古市さんはたくさんの芸能人や有名人との友好関係を持っているのですが、
よくよく考えてみると、自分の考えを押し付けるだけでは友達は作れないですし、古市さん自身、社会学の勉強という意味で、多くの人と接触を持ち、みなさんの意見を受け入れているのだと思います。
きっと古市さんと付き合ってみると、とてもいい人柄で、独特な意見を持っているので、一緒にいて楽しいのだと思います(^^)
古市さんのことを調べてみて、古市さんに対する見方がガラリと変わりました。
これからも今までの路線で、本音トークで世間を刺激して、日本にいい影響を与えていただければと思います(^^)
それでは、最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!