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マグロ初競り2020!落札価格と落札者・漁師収入・歴代ランキングも!

こんにちは、Tomoです(^^)

今日も「Tomo’s Walking Discovery」にお越しいただき、誠にありがとうございます!

1月5日に、豊洲市場で2度目、令和になって最初のマグロ初競りが行われました!

今年の落札価格のと落札者、そして一番マグロを釣った一括千金の漁師さんは誰だったのでしょう!

また、過去10年間の落札価格をランキングでまとめてみました!

マグロ初競り2020!落札価格と落札者は?

今年の一番マグロは、青森・大間漁港から届いた重さ276キロのクロマグロ。1キロ単価は70万円の値で落とされ、1体での総価格では1億9320万円でした!

昨年の3億3360万円、1キロ単価は120万円に次ぐ史上2番目の落札価格で、今年も令和初ということで、高値が付きましたね!

そして、競り落としたのは、今年のこの人、マグロ大王の異名を持つ木村清社長(67)の寿しチェーン「すしざんまい」(全国57店舗)を展開するつきじ喜代村です!

一番マグロを釣った漁師は?

今年一番マグロを釣ったのは、青森県の大間漁協に所属しているマグロはえ縄漁船・春栄丸(9.7トン)の山本昌彦船長(57)と、長男の昌平さん(30)の親子です。

津軽海峡で夜通し作業していたところに、豊洲市場で「一番マグロ」になったとの一報が入り、船上で「やったな」とお互いに喜び合ったそうです(^^)

山本船長は1キロ当たり70万円の値がついたマグロを「できるなら私も食べてみたいものです」とインタビュー話していたそうですよ(^^)

一番マグロを釣った漁師の収入(取り分)は?

ところで、この親子はこの一番マグロが売れたことで、どの位の収入があったのか、ざっくり計算してみましょう!

落札価格の1億9320万円から、まず以下の11%が差し引かれます。

■漁業手数料、輸送料など
・大間漁港連盟:4%
・青森漁港連盟:1.5%
■競り参加手数料
・豊洲(築地)市場:5.5%

残りは1億9320万円の89%の約1億71955万円です。

さらに、4000万円以上の収入だと所得税は45%、さらに住民税が10%かかりますので、

残りは約1億7195万円の45%の7738万円が漁師さんの取り分ということになります。

すなわち、落札価格の約40%が漁師さんの取り分になるということです。

思ったよりだいぶ差し引かれてしまいますが、立派な家が1件建つ程の金額ですから、まさに一攫千金ですね(^^)

マグロ初競り2020!落札価格歴代ランキング!

こちらに、1999年からの落札価格の歴代ランキング表を作ってみました。

※ちなみに市場における「一番マグロ」とは、1キロ当たりの落札最高値のマグロを指しており、マグロ1体での総価格を示すものではありませんので、こちらのランキング表もキロ単価の額でランク付けしています。

初競り2020!落札価格ランキング
重さ
単位:kg
落札価格
(キロ単価)
単位:万円
順位 落札者
2020 276 19320
(70)
2 喜代村
2019 278 33336
(120)
1 喜代村
2018 190 3040
(16)
6 やま幸(おのでら)
2017 212 7420
(35)
4 喜代村
2016 200 1400
(7)
10 喜代村
2015 180.4 451
(2.5)
15 喜代村
2014 168 672
(4)
12 喜代村
2013 222 15540
(70)
2 喜代村
2012 269 5649
(21)
5 喜代村
2011 342 3249
(9.5)
8 やま幸(板前寿司/久兵衛)
2010 232.6 1628.2
(7)
10 やま幸(板前寿司/久兵衛)
2009 128.4 963円
(7.5)
9 やま幸(板前寿司/久兵衛)
2008 276 607.2
(2.2)
18 やま幸(板前寿司)
2007 206.6 413.2
(2)
19
2006 191 382
(2)
19
2005 234 585
(2.5)
15
2004 151 392.6
(2.6)
14
2003 228 638.4
(2.8)
13
2002 215 279.5
(1.3)
22
2001 202 2020
(10)
7
2000 196 450.8
(2.3)
17
1999 191 382
(2)
19

この表をみて分かる通り、落札価格が億を超えているのは、2013年と2019年、2020年の3年だけなのですね!

昨年と今年は、元号が変わったり、市場も築地から豊洲に移ったりと話題性に富んだ年だったので、来年は落ち着いた落札価格に戻るかもしれません(^^)