こんにちは、Tomoです(^^)
今日も「Tomo’s Walking Discovery」にお越しいただき、誠にありがとうございます!
2022年の北京オリンピックを目指して、本格的に再チャレンジを始動した本田真凛さん。
昨季から拠点を米国に移していますが、
昨季はアメリカ8位、フランス杯6位。
起死回生を狙った全日本選手権でも課題のジャンプが崩れて自身ワーストの15位と苦しみました。
ただ、本田真凛さんほど、演技力で光る選手は希少で、技術面における才能も天才レベルですので、
うまく調整出来れば、十分に次回の北京オリンピックに出場出来る選手であることは間違いない選手です。
米国に渡って2季目に入った本田真凛さんの、2019年の調整状況と前評判・評価について調べてみました(^^)
本田真凛の2019年の調整状況・評判は?
本田真凛さんは、昨季から本拠地を米国に移して、ジャンプの指導に定評のあるラファエル・アルトゥニアン氏をコーチとして据え、試行錯誤もがき続けています。
ラファコーチは、かつて浅田真央を教え、世界王者になったネーサン・チェン(米国)も教えている名コーチ。
「彼女ほど美しいスケートをする選手はいない。誰もがそう感じていたが、ずば抜けた才能を持つ女の子だと思って見ていた」
「美しさと芸術的な表現力。滑っている姿を何度でも、いつまでも見ていたいと思わせるスケーター」
「スケーターが着実に結果を出せるようになるまでに2年はかかる。彼女の演技力と美しさをもってすれば、どこまででも上がっていける。五輪女王にだって、なれる」
とラファコーチに言わしめるほどの、真凛さんは才能の持ち主。
2018年11月の時点では、「真凜はまだ持っている能力の30%しか使っていない」という状況でした。
ただ、前々から、真凛さんは「練習嫌い」というレッテルを張られていました。
真凛さんのような天性の才能を持っている人は、最初からすぐに出来てしまうので、極端にいえば、苦労というものを知らないんですね。
その点は、ラファコーチにも見抜かれており、真凛さんの練習姿勢について厳しく触れていました。
ジャンプの跳び方や振り付け、スケーティングの動きなどの技術は練習で同じことを正確に何度も繰り返して身につくものなのに、真凛さんにはその姿勢が欠けており、一貫性や不変性がないというものでした。
さらに、真凛さんが勝つためには、スタミナをつけ、体をいい状態に保ち、プログラムの細部に気を配ること、練習メニューをきちんとこなすことが大切だというもの。
それから1年。今季は、アメリカと日本にいる期間を半々にして、
アメリカではメインのラファコーチの指導を受け、日本では髙橋大輔や宇野昌磨のジャンプコーチをしている本田武史コーチから指導を受けています。
「前に進んでいる感じはあるか」という問いに対して、真凛さんは、
「それはあります。特に夏くらいからかな、気持ちの部分でもすごく楽になって、練習も楽しく、波の少ない練習ができているので。良い日と悪い日が激しかったけど、それが安定してきたかなって思います」
と話しており、着実に手応えを感じ取っているようでした。
今季のプログラムは、ショート(SP)が昨季と同じ「セブン・ネーション・アーミー」。
新しく作ったフリー(FP)はローリー・ニコル氏が手がけた「ラ・ラ・ランド」。
衣装は鮮やかなブルーで、映画で夢を追う前向きな主人公のように振る舞う演技力が見どころのひとつです。
本田真凛の2019年GPシリーズの評判・評価は?
米国に渡って1年が経ち、2019年シーズンの試合に出る機会が早々に訪れました。
一時期、日本スケート連盟の強化選手からいったんは外されたものの、7月24日の理事会で強化選手Aに復帰。
今季のGPシリーズに当初出場を予定していた三原舞依さん(シスメックス)が体調不良で欠場することになり、
10月7日に本田真凛さんは第2戦のカナダ杯(10月25~26日、ケロウナ)と、第4戦の中国杯(11月8~9日、重慶)と合わせ、2試合に急遽出場することになりました。
この2試合でポイント上位6人に入ると、イタリア・トリノで行われるGPファイナル(12月5~8日)に進めます!
三原舞依さんにはとんだアクシデントとなりましたが、本田真凛さんにとっては大きなチャンス。
これがスポーツの世界の厳しいところですよね。
さて、まずは、本田真凛さんのGPの結果ですが、GP2戦は6位、GP3戦は7位という結果になりました。
最初のGP第2戦(カナダ)の結果と評価は?
カナダ杯では大変なアクシデントに見舞われてしまいました。
大会直前、現地でタクシー乗車中に事故に遭い、負傷するアクシデント!
妹の望結さんの「タクシーが潰れた写真を見て、思った以上にすごい事故。数秒違ったらお姉ちゃんはここにいなかったかも。(直後に)出る決断をした姉の強い気持ちは力になりました」
という大きな事故で、右すねを打撲してしまいました。
負傷を負った右すねにテーピングを施しながら演技した真凛さん。
ショート(SP)は、ジャンプを失敗し、59.20点で10位。
しかし、フリー(FP)では、120.06で6位と挽回。
課題のジャンプを全てノーミスで決め、合計179・26で6位と健闘しました。
フリー(FP)の120.06点は、このようなアクシデントにも負けず、自己ベストに3.18点に迫る数字でした。
「マリンがフリースケートの『ラ・ラ・ランド』の曲への振り付けをローリー・ニコルに頼んだことに我々は興奮している。それは本当に彼女を包み込んでいる。おかえりなさい」
「セブン・ネーション・アーミー(SP曲のタイトル)でもマリン・ホンダのスケートカナダ2019出場を止められないだろう」
「彼女は新たな成熟度を手に入れたようで、また落ち着きを得たようにも見える。足を負傷する事故にも関わらず出場を決めたという事実は、彼女の心の内を多く物語っている」
このように、ルーマニアニアのインサイド・スケーティング誌で、事故の後での勇敢な演技と、世界の舞台に戻ってきた彼女を称えています。
点数は届きませんでしたが、相変わらず、「魅せる演技」は健在のようです!
GP第3戦(中国)の結果と評価は?
GP第2戦の2週間後に行われた、中国での第3戦。
ショート(SP)は、61・73点で6位。
冒頭の3回転ループと3回転トーループの連続ジャンプは無事でしたが、続く3回転フリップで転倒してしまいましたが、
スピンとステップは全て最高点がつき、今期自己最高の点数となりました。
それに対して、フリー(FP)は、106.36点で7位。
合計は168・09で7位とあと一歩でGPファイナルの出場の切符を手に入れることが出来ませんでした。
真凜は冒頭の3回転フリップで着氷を乱すと、続く3回転フリップは2回転に。後半の3回転トーループで転倒するなど、ジャンプの失敗が演技に大きく響いてしまいました。
真凛さんは演技後、涙をこらえて、
「自分に対して怒りの気持ちでいっぱい」
冒頭の3回転フリップが回転不足となり「完璧を目指しすぎているときのよくない癖が出た。頭が真っ白になってしまった」
完璧主義の悪い癖が出てしまったようです。
目標がノーミスですので、1つでもミスをしてしまうと、それで気持ちが落胆してしまって、更なるミスが出てしまうんですよね。
そうなると、悪い結果になってしまい、モチベーションも下がってしまう・・・という、負のスパイラルに陥ってしまいます。
このような考えを持っていると、大舞台になればなるほど、1つの失敗が命取りになってしまいます。
この完璧主義の癖を治すことが一番大きな課題かもしれません。
ですが、スピン、ステップは最高点を出しており、技術面の課題はジャンプのみ。
米の名物記者ジャッキー・ウォン氏は「スケート・カナダよりは前進しているようだ。しかし、ここでまさにスタートというタイミングにはならなかった」とツイート。スケート・カナダより得点は10点以上下がったが、前進と表現している。
まとめ~本田真凛2019年の演技の評判と感想は?海外の反応はどう?
2019年のGPシリーズ第2戦、第3戦は、棚からぼた餅で、大きなチャンスだったのですが、
第2戦の直前に現地で交通事故に会い、右すねを打撲するという不運が大きく、
第2戦は6位、第3戦は7位と思うような結果を残すことが出来ませんでした。
海外からの評価も、今回事故にあったということもあり、真凛さんの実力を評価することは難しく、
演技に対してというよりも、ケガを押して、試合に出場した姿勢に対して評価をしているという感じでした。
技術面における課題はやはりジャンプ。
SNSからも「ジャンプさえうまくいけば、あとは完璧なのに・・・」といった声が出ていますし、
真凛さんのスピンやステップは折り紙付き、何ともいっても表現力の豊さと芸術性、スター性は飛びぬけています。
今回の不幸中の幸いは、失敗を交通事故のせいに出来ること。
なので、大きな落胆はないと思います。
第2戦のカナダでのフリーで「ラ・ラ・ランド」をノーミスで演じられたことはとても大きな収穫でした!
次は12月中旬に行われる全日本では、ケガを完治して、万全な精神状態で、次は、ジャンプを克服し、真凛さんの才能を開花して欲しいと思います。
次は、1つ失敗しても気持ちを立て直す技術を身に着けることですね!
まだ2022年まで時間があります。ラファコーチがいう2年~3年の時間が必要という期間にまだ到達していませんので、
それまでファンの僕たちも辛抱強く見守っていきましょう!
それでは、最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!