こんにちは、Tomoです(^^)
今日も「Tomo’s Walking Discovery」にお越しいただき、誠にありがとうございます!
毎年全国各地で行われる大相撲の地方巡業。
この間、うちの地元にも来てくれたのですが、なんと19年ぶり。なかなか来ないので、地元ににとっては貴重なイベントです。
国技館まで相撲を観に行くというのは、敷居が高い感じがして、行きづらいけど、地元までお相撲さんが来てくれるとなれば、是非行ってみたいと思いますので、
それだけ、いろんなたくさんの全国の各地を回っているということ、全国のファンを大切にする精神には、本当に頭が下がります(^^)
ここでは、大相撲地方巡業を楽しんでいただくために知っておいた方がいい情報をお伝えしていきたいと思います!
目次
巡業の基礎知識
巡業に行ったことがない方は、テレビで見る国技館での相撲しか知らないと思います。
ここで巡業に行く前に、巡業に関する知識を少しでも知っておくことで、より楽しく相撲観戦ができると思うので、興味ある方は、読んでいただければと思います。
巡業とは?
相撲協会では巡業について、下記のように定めています。
「本場所相撲間の期間を利用して地方を巡回し、相撲競技を公開実施し、地方の要望に応え、国技相撲の普及を図ることを目的とする。」
巡業とは、お相撲さんが本場所の合間に、全国の各地をまわって、生の相撲の迫力を伝え、地方のファンとの身近な触れ合いをメインしたイベントです。
巡業によって、相撲道の普及、地域の活性化、青少年の育成を図ることを目的としています。
本場所は、1年の間に6回おこなわれます。
(1,5,9月は東京・両国国技館、3月は大阪、7月は名古屋、11月は福岡です)
これに対し、巡業は、
大きくは春巡業、夏巡業、秋巡業、冬巡業の4つに分かれておこなわれます。
また、巡業は力士たちにとって、普段はとは違う相撲部屋の相手と稽古ができる絶好の場であり、この巡業で一気に成長する力士もたくさんいます。
また、力士だけでなく、行事や床山(髪結い師)にとっても、巡業は収れんの場であり、巡業で技を磨き、本場所へ向かいます。
巡業はファンサービスだけでなく、お相撲さんの成長にとっても大事なイベントなのですね!
巡業は超バードスケジュール!
<さいたま巡業>大相撲さいたま場所が終了し、バスで金沢まで移動です。6時間以上かかる長旅です。#sumo pic.twitter.com/CwPx6XNSA4
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) October 11, 2014
お相撲さんって、本場所に向けて、普段は毎日相撲部屋で稽古して、地方への巡業はたまに行くというイメージを持ってある方が、結構多いと思いますが、
実は可哀想なほどハードなスケジュールなんです!
近年の巡業のスケジュールをみると、
春巡業、夏巡業、秋巡業は、だいたい20〜25回、冬巡業で20回弱くらい行われています。
ザクっと単純にそれぞれの季節の巡業が各20回としても、年に80回行われていることになりますね。
本場所が初日から千秋楽まで15日間なので、全6回合わせると90日。
そして、本場所と巡業を合わせると170日。
このように単純に計算しても、相撲部屋にいるのは、年の半分位なんですね〜、大変!!
巡業は午前8時から、午後3時まで行われて、巡業が終わるとすぐに次の日の巡業地に移動するので、巡業の間は、超バードスケジュール(^_^;)
移動も、親方、力士、その他スタッフ含め、総勢270名といわれる大人数がバスで移動します。
あの大きな体をしたお相撲さんが、みんなでバスに乗ってある姿を想像するだけで、とてもキツそうですよね!
巡業の内容
以下が巡業の1日のスケジュールになります。
お相撲さんの取組が見れるのはもちろんのこと、
稽古の様子や弓取り式、握手会まであって、存分に相撲を堪能できる内容になっていますね!
・8:00頃 開場~朝太鼓
・~8:30頃 幕下以下公開稽古
・8:00~9:00頃 握手会
・8:30頃~10:30頃 十両・幕内の公開稽古
・11:00頃〜 人気力士とちびっ子の稽古
・11:30頃~ 序二段・三段目・幕下取組開始
初っ切り、相撲甚句、櫓太鼓打分実演
・12:30頃~ 十両土俵入り
・13:00頃 十両取組
・13:30頃 幕内、横綱土俵入り
・13:50頃 幕内取組
・15:00頃 弓取式~打ち出し(終了)
・15:30頃 次の巡業地へ
■お好み(催し物)
これら午前中に行われる催し物は、本場所では見ることのできない本場所ならではの催し物ですので、必見ですね!
■相撲甚句(すもうじんく)
美声力士による「相撲甚句」。昔は甚句のことを型と呼んでいました。
土俵の上で攻める型、守る型を見せながら唄っていました。
現在は化粧廻しを締め、手拍子・足の音頭に合わせて唄っています。
■初っ切り(しよっきり)
2人の力士が、相撲の禁じ手や珍しい決まり手をコミカルにわかりやすく、コント風に楽しく説明します。
古く江戸時代より行われており、初っ切りの「初」は「始め」、「切」は「終わり」の意味です。
相撲の技を見せ技から技へと移り変わるところに妙味があります。
■櫓太鼓打分(やぐらだいこうちわけ)
相撲界初の生存者叙勲を受けた、「名人呼出し 太郎」がお好みとして披露をはじめたものです。
・寄せ太鼓
相撲協会の前身相撲会所の時代、相談事があった時親方衆を呼び寄せる時の合図。
・一番太鼓
天下泰平・五穀豊穣を祈って行われていました。清めの太鼓と言われ、昔は真夜中の2時か3時に打たれていました。
・はね太鼓
相撲が終わると同時に打たれ皆様に向かい「ごきげんようお帰りください。また明日もおいでをお待ちしています。」と打たれています。 従って1日興行や千秋楽では打たれていません。
引用:日本相撲協会公式サイト
座席の構成
こちらは相模原場所を例にとっていますが、どの各地でも同じような座席構成ですので、気にせずご確認してください。
・1階タマリ席(S席、A席) 1名
・1階マス席(S席、A席) 2人席か4人席
・1階イス席
・車いす席
・2階イス席(S席、A席、B席)
お値段は、一番高いタマリ席で、14,000円、一番安い2階イスB席でも4,000円です。
結構いいお値段ですので、存分に楽しみたいですよね(^^)
巡業の楽しみ方!
巡業に行くからには、お相撲さんとたくさん触れ合いたいですよね(^^)
ここでは、巡業の楽しみ方についてお伝えしていきます!
子ども連れは2階イス席がおススメ!
各巡業で多少の違いはあると思いますが、大体上の画像のような座席になっています。
ただせっかくの巡業、本場所よりも間近に迫力を感じたいのなら、やはり1階のタマリ席、マス席の方がいいですね!
ですが、子どもやお年寄りと見に行くとなると、タマリ席、マス席は、あまりおススメできません。
タマリ席、マス席は1人当たりのスペースが座布団一枚だけで、となりの人とのすき間は、ほとんどありません。
巡業だとただ平らなところに座布団を敷くだけなので、座って見ていても、まず立つこと自体が、人に迷惑をかけることになるし、移動するとなおさら迷惑がかかります。
また、10列目あたりから、前の人がに視界を遮られて、お子さんはほとんど見えなくなってしまいます。
この点、段々になっていて上から見れる2階席の方が見やすいし、イスの方が長い時間座っていても疲れない、また移動もそれほど迷惑にならないので、
お子さま連れや、お年寄りには、断然に2階のイス席がおススメです!
ただ、2階席だと距離が遠くていい写真が撮れないかも…という方、
2階座席でも1階にいける場合が結構あるとのことですので、結構チャンスはあるようです。
1階の支度部屋付近や、会場の出入口付近は、お相撲さんと直接接するチャンスが多くあります。
来館時間は何時がいい?
一日がかりの長いイベントですので、ご一緒される方や目的によって、変わってくると思いますが、
基本はせっかく高い値段を払って見に行くのですから、開場の8時から行くのがいいのがいいですよね。
グッズも大人気ですぐに売り切れてしまうので、早く行った方がいいです。
ただし、お子さま連れは、ちびっ子相撲を目当てに10時半ごろに行くのがおススメです。
でも、ちびっ子相撲も興味がないお子さんの場合は、思い切って、十両土俵入りをターゲットに12時ごろに行くのがいいかも…
お子さんは長い時間いると飽きてしまって、そうなってしまうと、親はお子さんの面倒をみるのが大変になってしまうので、その辺、考慮して行動することが結構大切だったりします。
握手会を逃してもお相撲さんと触れ合うチャンスはいつでも!
上でも説明したスケジュールでは、8時〜9時が握手会となっていますので、
この時しかお相撲さんと触れ合えるチャンスはないのか!と思ってしまいますが、
実は、いつでもお相撲さんと触れ合えるチャンスはたくさんあります!
会場内の至る所で、お相撲さんはウロウロしています。
チャンスは少ないですが、横綱だって、場内を出歩くこともあります。
この時に声を掛ければ、握手をしてくれたり、サインももらえますし、一緒に写真も撮ってくれたりします。
基本、巡業は、皆さんとの触れ合いが目的の場なので、お相撲さんは覚悟の上で、皆さんのいる前に現れますから、遠慮することはないです(^^)
声を掛けると、お相撲さんもお仕事中の最中ですから、タイミングの問題で時には断られることもありますが、
お相撲さんはとても優しいので、タイミングが合えば、こちらもファンとして、マナーを守って、礼儀正しくお願いすれば、優しく対応してくれると思いますよ(^^)
お相撲さんにサインをもらう時のマナー
お相撲さんに対するマナーを守るってどういうことかというと、簡単にいうと、当たり前ですが、お相撲さんの行動を妨げたり、失礼なことをしないようにするということです。
お相撲さんは、巡業といえど、限られた時間の中で稽古やトレーニングをしていますので、トレーニングの最中は、お声がけは控えた方がいいですね。
また、お相撲さんが化粧回しを付けている時も控えた方がいいです。
大事な化粧回しを何かの拍子で汚してしまったら、大変ですよね!
今なら、お相撲さんに声を掛けても大丈夫だな!っというタイミングを見計らって、サインを頼んでみましょう!
あと、あまり知られていないマナーとして、
幕下の方へのサインは基本NGとなっています。
幕下か幕内すなわち関取(十両以上)かの判断方法は、まわしの色で判断出来ます。
幕下は黒、幕内(関取)は白の回しをつけています。
簡単に見分けることができますね(^^)
巡業で買えるグッズ
巡業の売店で売って限定グッズは、すぐに売り切れてしまうので(^_^;)、
グッズがお目当ての人は朝早く来場するのがおススメです!
売ってあるものは以下のような感じです。
・お土産セット(3,500円):特製幕の内弁当、お茶、相撲土産、パンフレット
・普段国技館などで販売されているお菓子
・力士のタオルやTシャツ、手形、キーホルダー、座布団、マグカップなど
タマリ席だと、記念座布団がもれなく付いてます。
まとめ
いかがでしたか?
お相撲さんと身近に触れ合うことができる地方巡業、いろんなお相撲さんと触れ合うことができそうですね。
全国各地でたくさんやっていますので、見に行くチャンスもたくさんあります。
機会を見計らって、ぜひ楽しんでいただければと思います(^^)
それでは、最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!