こんにちは、Tomoです(^^)
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池袋駅の西口からまっすぐ徒歩4分のところにある池袋マルイが2021年8月に閉店することを発表しました。
最近、地域の百貨店が次々と閉店していましたが、まさか都心の百貨店まで閉店するとは驚きです!
池袋マルイは、アイドルイベントがあったり、「THEキャラSHOP」などアニメファンには貴重な場所だったと思うのですが、その点でも残念がる方も多いのではないでしょうか?
池袋マルイがなぜ閉店に追い込まれたのか、そして、閉店後どうなってしまうのでしょうか?
池袋マルイ閉店の背景は?
丸井グループは、池袋と静岡市にある2店舗を2021年3月より順次閉店すると発表しました。
「静岡マルイ」は21年3月下旬、「池袋マルイ」は同年8月に閉店します。
ここ数年の間に、地域の百貨店が次々と閉店に追い込まれていきましたが、
恵比寿ガーデンプレースにある、三越恵比寿店も2021年2月に閉店することになっており、とうとう都心の百貨店も厳しい状況になってきています。
丸井グループは今年に入り、埼玉県川越市と京都市の店舗も相次いで閉店していましたが、まさか、東京3大都市の池袋にあるマルイが閉店に追い込まれるとは想像していなかったです。
池袋マルイは1952年の開業。
中野店、新宿店に次いで歴史が古く、1977年に現在の場所に移転した。
都心部の繁華街にある主力店でしたが、池袋駅周辺のファッションビル、ネット販売との競争が激しくなり、ここに追い打ちをかけたのが、新型コロナウイルスで、20年3月期の売上高は前期比6・9%減 の54億円、ピーク時の2割にまで落ち込んでいました。
建物も築50年近くでだいぶ老朽化し、所有者である日本土地建物が建て替えを検討していたことも閉店を決めたとのことです。
このように、閉店する原因は、時代の流れによる近年の大きな損失、さらにコロナショックにより、今後の改善の目途が立たないとして閉店せざるを得ない状況に追い込まれたということになりますね。
確かに近年、ガラリと商業形態が変わってきて、全国各地で百貨店が閉店に追い込まれています。
というのも、いわゆる「カテゴリーキラー」と呼ばれる小売店が登場し始めたことによって、松坂屋のような百貨店は衰退してきました。
紳士服だと「洋服の青山」や「Aoki」、軽衣服なら「ユニクロ」や「しまむら」といったこれらのお店は、単に価格の安いだけでなく「この品質でこの価格ならいいか」といった適度な価格と品質のバランスで勝負するカテゴリーキラーが一般人のニーズに合ってきたためだと思いますね。
また、電器店でいうと、「ヤマダ電機」や「ビックカメラ」「ヨドバシカメラ」、スポーツ用品は「スポーツオーソリティ」や「スーパースポーツ」などいった小売店の登場で、これらの商品は百貨店では太刀打ちできない形となりました。
池袋駅前には西武、東武といった百貨店や、パルコ、ドン・キホーテなどの小売店だらけで競合店がたくさん。
池袋のマルイは、駅の西口から徒歩4分程で若干離れていて、距離的にとても不利な状況でした。
近年は100円ショップを入れたり、アイドルイベントやアニメ漫画の展示イベントを開いたりして、一部のマニアには受けている部分もあったのですが、一般大衆の心をがっちりとつかむことはなかなか難しかったのでしょう。
これからの時代、百貨店は大都市でしか営業できないとは思っていましたが、「池袋マルイ」もこの時代の渦に巻き込まれてしまったようです。
池袋マルイは閉店後どうなるの?
さて、2021年8月に閉店する池袋マルイは、閉店後、一体どのようになるのでしょうか?
実のところ、池袋マルイの跡地がどうなるかは、まだ未定です。
池袋西口は再開発予定!
池袋駅西口エリアでは、池袋西口にある東武百貨店池袋本店も含めて、高層ビルを建てる大規模な再開発が計画されています。
池袋マルイは、建物が築50年近くということで、建物は壊すことになると思いますが、池袋マルイは駅から少し離れているため、その高層ビルの一体に含まれるのは難しいでしょう。
ですが、再開発の範囲には入ると思うので、何かしらの新しい施設が出来るのではないかと思います。
池袋西口にマルイの復活はない?
まだ丸井グループが、池袋から撤退する話は出ていませんが、あの広い土地を使って、マルイがまた百貨店のような大きな店舗を開業することは、おそらくないでしょう。
従来の百貨店は、身近な生活雑貨から、衣類、宝飾、家具・家電、仏具といったものまで、お店に行けばなんでも揃う、「百貨」という名の通りなんでも揃うお店でした。
百貨店を「ゆりかごから棺桶まで」という例えることもありました。
ですが、今後は、新型コロナの状況がどうなるにしても、従来型の店舗ではやっていけない状況になり、「閉店ラッシュ」が続いています。
2020年現在の「池袋マルイ」も、丸井直営売場のほか、GAP、サマンサタバサ、グローバルワークなどファッション店舗に加え、仏壇・仏具光雲堂、セリア、カメラのキタムラ、ココカラファインなど雑貨店や生活に便利な店舗など様々なテナントが出店。
かつては、飲食店と売場であった8階は、2014年から「ビックカメラ」「コジマ」が池袋本部のオフィスとして利用されています。
このように、マルイ直営以外にも小売店やオフィスの集合体となっている形でしたが、これでも閉店に追い込まれるという厳しい状況です。
ですが、人々はモノを買わなくなったというわけではなく、買い物は必ずするわけで、時代に合わせて売り方を変えていかなくてはなりません、
現在の百貨店は、オンライン接客や、いわゆる外商の顧客向けの応対サービスに力を入れており、伊勢丹は小型店舗の大量展開に今後力を入れていくとも噂されており、
丸井グループも衣料品売り場を縮小して旅行代理店やヨガスタジオを誘致したり、ネット販売を強化したりして収益回復を図るのことです。
新型コロナもあり、今はちょうど新しい時代に切り替わる境目だと思うので、百貨店はこれから、トライアンドエラーを繰り返し、苦境を乗り越えて、新しい活路を見い出していくことになるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
池袋マルイが2021年8月に閉店することになりましたが、池袋マルイ跡地の今後についてはまだ未定の状況です。
ですが、これから池袋西口は再開発を行っていくということですので、池袋マルイ跡地も再開発の範囲内として新しく生まれ変わるのではないかと思います。
百貨店が相次ぐ状況の中、丸井グループがまた新しく百貨店を開業することは厳しいのではないかと思います。
池袋は東京3大都市の1つであり、丸井グループがあの広い土地をそのまま手放すはもったいないです。
丸井グループには是非とも、池袋マルイの跡地を利用して、withコロナの時代にあった、新たな商業形態を確立し、百貨店事業を引っ張っていって欲しいと思います!
それでは、最後まで読んでいただき、まことにありがとうございました!