こんにちは、Tomoです(^^)
今日も「Tomo’s Walking Discovery」にお越しいただき、誠にありがとうございます!
3月11日、とうとう心配してい新型コロナウイルスによる影響で、春の選抜高校野球大会開催の中止が正式に決定しましたね!
3月19日から開催する予定だったので、開催一週間前の決断だったのですが、この状況から、内部ではもっと前から中止は決定していたと思われます。
これは異例の非常事態だと思いますが、過去100年の歴史で史上初のことだそうです。
ただし、中止でなく中断は過去にあったとのこと。
また、夏の甲子園の方では、過去にも高校野球大会が中止になった例が2回あったそうです。
それはいつ、どのような理由で中止になったのでしょうか?
目次
夏の甲子園で中止した過去はいつ?中止の理由も!
春の選抜高校野球大会では、過去史上初の中止となっていますが、夏の甲子園で中止が2回ありました。
第4回(1918年)夏の甲子園は米騒動で中止
1918年8月14日から鳴尾球場で開催予定だった第4回大会は、富山県から発生した米騒動の影響を受け、8月3日に一度は延期になりました。
組み合わせ抽選会も行われたのですが、米騒動の終息の見通しが立たず、8月16日に中止が決定しています。
1918年に起きた米騒動は、学校で習っていますよね。っていっても、すっかり忘れていますが…(^^;)
米騒動をWikipediaで調べると、
1918年米騒動(1918ねんこめそうどう)とは、1918年(大正7年)に日本で発生した、コメの価格急騰にともなう暴動事件、米騒動。
引用元:Wikipedia
1918年は第一次世界対戦が終戦した年。
第一次世界大戦で日本の資本主義経済は急激に発展したのですが、物価の高騰が著しく、大衆の実質賃金は戦前の70%以下まで低下していました。
そのような苦しい生活状況の中、2018年春は一升24銭だった米が8月には50銭にまで高騰します。
日本人の主食である米が、この時米の価格が、当時の通常価格の最大5倍まで急騰します。
この事態に業を煮やした富山県魚津市で漁民婦人たちが、7月23日に富山県産米の県外移出阻止運動を起こしたのが始まり。
この騒動は最終的には9月19日までに1道1府33県、約500箇所までに膨れ上がりました。
そして、この騒動に直接参加した人数はなんと70万人といわれています。
この米騒動で、当時の寺内正毅内閣は崩壊し、原敬内閣が誕生しています。
ここまで全国的な騒動になってしまうと、さすがにスポーツの祭典どころの騒ぎではなかったようですね…
第27回(1941年)夏の甲子園は第二次世界大戦で中止
1941年の第27回大会は第二次世界大戦の影響で中止になっています。
地方大会中に第二次世界大戦が激化して、文部省の通達でスポーツの全国的な催しが禁止となり、7月12日に中止となりました。
第二次世界大戦は言わずもがな、誰でも知っていますので、説明は割愛しますね。
その流れの中で、太平洋が戦争が始まったのは、1941年12月8日の真珠湾攻撃。
1941年の夏はまだ開戦前ではありましたが、このときから軍事色が濃くなっていて、学生は兵士要員とするために、あらゆる全国大会が中止となっており、夏の甲子園もその影響で中止となっています。
ただ、地方予選は行われていて、代表校が一部をのぞき決まっていたため、大会回数としては「第27回」としてカウントされています。
春選抜高校野球も過去中断はあった!
春選抜高校野球大会の歴史で、中止は史上初ですが、中断は過去にありました。
「中止」当初行う予定だった、もしくは行っている最中のものを止めてしまうのを中止というのですが、
ここでいう「中断」というのは止めてしまうのではなく、一時的に中断して再開するケースのことを指します。
先ほど夏の甲子園が、第二次世界大戦の影響で、1941年に中止になったことに触れましたが、
その次の年の1942年から46年までの5年間は中断の措置を取り、再開した47年は、41年の第18回選抜高校野球大会に続く「第19回大会」としています。
なので、この1942年から1946年までの間の5年間は中止ではないんですね。
ちなみにこの5年間は、春の選抜高校野球だけでなく、夏の甲子園の方も中断となっています。
まとめ
いかがでしたか?
春の選抜高校野球は、今までに一度も中止はなかったということですが、中断はあったんですね。
その中断は、誰もが納得の第二次世界大戦による影響でのもの。
今回の新型コロナウイルスは、まさに第二次世界大戦級の非常事態となったわけですね!
皆さん、今は非常事態であることをしっかり受け止めて、マスクをする、手を洗うなど、最低限のことはして、早くこの事態を鎮静化することに努めていきましょう!
それでは、最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!